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◇ウナギ料理でおなじみの日本のハーブ
属名のザントクシルムはギリシャ語の黄色と木質の2語で、この木の材質に由来しており、種小名ピペリツムは”コショウのような”という意味です。学名の最初の文字は、X,、Z、どちらも使います。
枝にはとげがあってよく枝分かれしていきます。葉は互生、奇数羽状複数葉で葉柄の基部には対生する鋭いとげがあり、長さ5〜15p、小葉卵型か長円形、葉縁には鈍鋸葉があります。とげのないアサクラザンショウという種類もあります。
◇なんと、縄文時代から利用されている
春ごろ、葉に大成して花梗上に多数の緑色花をつけます。果実は秋ごろに熟し、果皮は紅色で種子は黒色になります。縄文時代の遺跡から、サンショウの入った土器が発見されたこともあります。ウナギなどの川魚の臭み消しとしてもおなじみです。
果実と葉に芳香成分シトロネラール、ジペンテン、辛味成分のサンショールを含んでいます。

○害虫のアゲハ蝶の幼虫に注意
よく日のあたる場所から、明るい日陰となるところでよく育ち、水はけのよい、栄養豊富な土が適しています。繁殖は挿し木のほうが簡単です。夏の高温乾燥にあうと株が弱りますので、水を切らさないように注意して与えます。害虫としてアゲハ蝶の幼虫が付くので注意します。また、サンショウは雌雄異株なので、実をつけたい場合には両方の株を植えるようにします。
○さまざまな用途
葉は春に若葉を摘んで「木の芽」として吸い物や和え物、揚げ物などの風味づけや彩りに使用しますが、必要とあればいつでも採集できます。実は夏に収穫し、佃煮などに使用します。幹は、高級なすりこぎ棒として使われます。サンショウに薬効があることは昔から知られており、すりこぎ棒につかうと少しずつ削られて食品に混ざり、一石二鳥です。さらに、すりこぎ棒に使われるサイズになるには10年かかるので、すりこぎ棒としては最高級品に分類されています。