ハーブの冬越し

ハーブ別耐寒温度

耐寒温度ハーブ
温室(5~10℃)バジル レモングラス
室内(5℃程度)ステビア レモンバーベナ
屋内(0℃程度)センテッドゼラニウム ジャスミン ユーカリ
屋外(-5℃程度)チャービル サントリナ タイム フェンネル ルー ローズマリー ローマンカモミール
屋外(-10℃程度)アーティチョーク オレガノ キャットニップ コンフリー セージ チャイブ マシュマロウ
ミント ラベンダー  ヒソップ ベルガモット ルバーブ レモンバーム

熱帯原産のハーブは鉢上げして冬越しする

イチゴとワラ 夏には生長著しいハーブも、冬になると成長が止まり、枯れてしまうものなどが出てきます

放っておくと、霜や霜柱などでハーブが凍結してしまうこともあるので、特に庭や花壇では霜や寒風対策が必要です。

関東地方程度の寒さでしたら、セージやオレガノ、ミントなどは特に防寒しなくても越冬することができます。

寒さの厳しいところですと、霜よけに ワラやモミガラ、ビニールなどでのマルチングが必要になります。また、寒風を避けるためにはワラやヨシズを立てかけたりして風をさえぎってやります

鉢で育てているようでしたら、室内のよく日が当たる窓辺などに取り込んでおきます。

どうしても屋外で越冬させなければならない場合は、発泡スチロールで風よけを作ってやったり、石やブロックなどの南向きの堀際や軒下などの土に鉢の部分を埋めておくと寒風と乾燥を防ぐことができます。

ただし、熱帯原産のハーブは必ず鉢上げして冬越ししてください

雪だるままた、秋のうちにハーブに耐寒力を付けておくのも大切なことです。

それには秋の生育期間中に十分に日光に当て、肥料を与えすぎないようにすることです。

葉を茂らすチッソ肥料は控えめに、草木灰などのカリ肥料を多めに施します。寒さに伴い、徐々に水を控えていくことも、耐寒力をつけていくためには重要なことです。

冬は生育がストップする時期で、植物は水分をそれほど必要としません。乾燥気味に管理すると耐寒性が増します。

ハーブの耐寒温度

ラベンダー写真ハーブの耐寒温度は、個々のハーブの原産地が、ある程度の対処目安となります。

耐寒温度という場合、それ以下では植物が枯死する温度をさす場合と、それ以下では正常な生育ができない温度をさす場合とがありますが、ここでは正常な生育ができない温度を表します

植物が寒さに対して持っている抵抗力は、温度だけでなく、日照や水分も関わっています。

例えば、同じ温度でもある所では半耐寒性植物でも露地で越冬でき、また耐寒性であっても越冬できなかったりすることがあります。

そこで、先ほど紹介したようなワラやマルチング、植物の耐寒力アップなどの工夫が生きてくるわけです。

また、積雪地帯では冬の間に枯死することがありますが、これは寒さよりは病気によることが多いものです。

関連記事

  1. ハーブを育てるポイント7選
  2. ハーブを殖やすには
  3. ハーブの収穫と保存
  4. ガーデニング用語集
  5. ハーブと野菜を一緒に植えるコンパニオンプランツ
  6. ハーブの病害虫対策
  7. ハーブ栽培のための土選び
  8. ハーブの間引き方法
5 1 評価
記事の評価レート
通知
更新通知を受け取る »
guest
0 コメント
Oldest
Newest 最多投票数
Inline Feedbacks
全てのコメントを見る

ハーブの不思議な話

おすすめ記事

【ハーブ7選】初心者でも育てられるハーブをランキングで紹介

育てやすいハーブとは「ハーブを育てる」と聞くと、なんだか丁寧に育てないといけないような印象を抱き…

カモミール Chamomile ~甘いリンゴの香り、抗アレルギー~

【学 名】Matricaria necutita、Chamaemel…

ハーブと野菜を一緒に植えるコンパニオンプランツ

コンパニオンプランツとは ハーブを単独で楽しむのはもちろんなのですが、ハーブ類と野菜類をうまく組…

ハーブとは何か

ハーブとは何か地球上の、山や森、野の草、緑の芝生、花壇の草花、熱帯雨林にある植物……。 いっ…

アロマテラピーのメカニズム

精油が心身に作用する経路アロマテラピーで精油(エッセンシャルオイル)を利用すれば、私たちはリ…

人気記事

  1. 精油(エッセンシャルオイル)の抽出方法
  2. (公社) 日本アロマ環境協会アロマテラピー検定
  3. 用途別 ハーブ効能一覧

記事ランキング

カテゴリー

おすすめ記事

PAGE TOP
0
質問やコメントをどうぞ!x