タンジー Tansy ~ドライフラワーやポプリの材料に~

利用部分葉花茎 
利用法美容健康染料混植
【学 名】Tanacetum vulgare
【分 類】キク科・ヨモギギク属
【別 名】バチェラーズボタン・ジンジャープランツ・ビターボタン
【種 類】多年草
【草 丈】1~1.2m
【原産地】ヨーロッパ・アジア
  • タンジー1
  • タンジー2
  • タンジー3

タンジーの特徴

独特の香りには防虫効果が

タンジー写真タンジーは、強い匂いと羽状に深く切れ込んだ葉、黄色の目立つ頭状花が特徴で、英名ではジンジャープランツ、ビターボタン、センティッドファーンなど色々と呼ばれています。

独特の香りには防虫効果があるため、昔は茎葉を体内寄生虫の駆除剤にし、健胃・食欲増進剤にされました。

畳やカーペットの下に入れておくと、防虫効果がありますし、犬小屋やペットの敷物、クッションの防虫にも役立ちます。

栄養素も多く含むので、果樹園に植えると土を肥やし、害虫を防ぎます

現在では食用には使わない

タンジー写真タンジーは、中世には一般的な薬味草としてよく使われていました。

しかし、現在では食用には使わず、葉や花を楽しみ、染色、ドライフラワー、ポプリの材料にされています。

これは、タンジーには弱い毒性があって、食用にはできないことがわかってきたからです特に妊娠中の方は服用しないでください

注意

タンジーは食用にはできない

タンジーの育て方

タンジー年間表

株間をあけて植える

種をまく時期は春・秋、挿し木や株分けもできます。

成長して根が込みあうと夏の蒸し暑さに弱くなるため、株間をあけて植えつけます。

成長が旺盛になるのは春からなので、早春には施肥を忘れずに施し、追肥は2~3カ月おきに与えます。

防虫効果

タンジーの強い香りには防虫効果があり栄養素も多く含むので、果樹園に植えると土を肥やし、害虫を防ぎます

花や葉を茎ごと戸口に吊るして虫除けにしたり、サシェに詰めて衣類の防虫に使ったりもできます。

関連記事

  1. チコリ Chicory ~花や若葉はサラダに、根は飲み物に~
  2. タラゴン Tarragon ~肉、魚、卵、トマト料理の風味付けに…
  3. チャイブ Chives ~ネギの仲間、薬味として料理に~
  4. タイム Thyme ~肉料理の風味づけに最適~
  5. チャービル Chervil ~魚や肉料理などの風味付けに~
  6. ディル Dill ~北欧の魚料理に使われるハーブ~
  7. ダンデライオン Dandelion ~ヘルシーなタンポポコーヒー…
5 1 vote
記事の評価レート
通知
更新通知を受け取る »
guest
0 コメント
Inline Feedbacks
View all comments

ハーブの不思議な話

おすすめ記事

【ハーブ7選】初心者でも育てられるハーブをランキングで紹介

育てやすいハーブとは「ハーブを育てる」と聞くと、なんだか丁寧に育てないといけないような印象を抱き…

カモミール Chamomile ~甘いリンゴの香り、抗アレルギー~

【学 名】Matricaria necutita、Chamaemel…

ハーブと野菜を一緒に植えるコンパニオンプランツ

コンパニオンプランツとは ハーブを単独で楽しむのはもちろんなのですが、ハーブ類と野菜類をうまく組…

ハーブとは何か

ハーブとは何か地球上の、山や森、野の草、緑の芝生、花壇の草花、熱帯雨林にある植物……。 いっ…

アロマテラピーのメカニズム

精油が心身に作用する経路アロマテラピーで精油(エッセンシャルオイル)を利用すれば、私たちはリ…

人気記事

  1. 用途別 ハーブ効能一覧
  2. (公社) 日本アロマ環境協会アロマテラピー検定
  3. 【ハーブ図鑑】ハーブの名前や種類、育て方、効果・効能

記事ランキング

カテゴリー

おすすめ記事

PAGE TOP
0
質問やコメントをどうぞ!x