「サンフラワー(sunflower)」は、英語でひまわりのこと。夏の太陽の下で大きな黄色い花を咲かせる、夏を代表する花です。じつは種を食べたり、油をしぼったりと、昔から暮らしに役立てられてきたハーブの仲間でもあります。このページでは、サンフラワーの名前の意味と花のしくみ、種の食べ方やひまわり油などの使い方、栽培カレンダー付きの育て方まで、まとめて紹介します。
| 名前・別名 | サンフラワー(Sunflower)/ひまわり(向日葵)/ニチリンソウ(日輪草)/ヒグルマ(日車) |
|---|---|
| 学名 | Helianthus annuus |
| 分類 | キク科ヒマワリ属 |
| 種類 | 一年草 |
| 草丈 | 30cm〜3m(品種による) |
| 原産地 | 北アメリカ |
| 花期 | 7〜9月 |
| 種まき時期 | 4〜6月 |
サンフラワーとは?名前の意味と特徴
サンフラワーは、英語で「太陽(sun)の花(flower)」。学名のHelianthusも、ギリシャ語の「ヘリオス(太陽)」と「アントス(花)」を合わせた言葉で、同じく「太陽の花」という意味です。日本語の「向日葵(ひまわり)」は、太陽を追って花が回るように見えることから名付けられました。
北アメリカが原産で、先住民の人々は古くから種を食料にするために育てていました。16世紀にヨーロッパへ伝わり、ロシアなどで種から油をとる作物として広まります。日本には17世紀ごろに伝わったとされ、今では夏の花の代表として親しまれています。
大きな花は小さな花の集まり
ひまわりの大きな花は、じつは1つの花ではありません。外側の黄色い花びらのように見える部分は「舌状花(ぜつじょうか)」、中心の茶色い部分は「筒状花(とうじょうか)」という小さな花で、それぞれがたくさん集まって1つの花の形を作っています。種ができるのは中心の筒状花で、1つの花から数百〜千粒以上の種がとれます。
種は、中心から外に向かって右回りと左回りのらせんを描くように、すき間なく並んでいます。このらせんの数には「フィボナッチ数列」という不思議な規則があることが知られています(ハーブとフィボナッチ数列)。
本当に太陽を追って回るの?
ひまわりが太陽を追って向きを変えるのは、つぼみをつけて成長している時期だけです。朝は東を、夕方は西を向き、夜のあいだに再び東を向きます。花が開くころになると茎がかたくなって動かなくなり、多くの花はほぼ東を向いたまま咲きます。

サンフラワーの使い方
種を食べる
ひまわりの種は、ナッツのように食べられます。海外では、殻ごと炒って塩味をつけたものが、おやつやおつまみとして親しまれています。ビタミンEなどを含み、殻をむいた中身はサラダやパン、グラノーラのトッピングにもぴったりです。
育てたひまわりの種を炒って食べるには
- 花の裏側が黄色から茶色に変わり、種がふくらんだら花を切り取る
- 風通しのよい日陰で乾燥させ、指でこすって種を外す
- 好みで、塩水に一晩つけてから水気をきる
- フライパンかオーブンで、香ばしくなるまで炒る
- 殻をむいて中身を食べる

ひまわり油
種をしぼってとる「ひまわり油(サンフラワーオイル)」は、くせが少なく、炒め物や揚げ物、ドレッシングなどに使われる食用油です。肌になじみやすいことから、化粧品やマッサージオイルの原料にも使われています。
切り花・観賞
小さな品種や枝分かれする品種は、切り花としても人気です。切り花を長持ちさせるには、気温の低い朝のうちに切り、すぐに深めの水につけて水を吸わせましょう。花びらは黄色の染料として使われることもあります。
サンフラワー(ひまわり)の育て方
ひまわりは、太陽の光をたっぷり浴びて夏にぐんぐん育つ一年草です。ポイントは、育てる場所に直接種をまくことと、日当たりのよい場所で育てることの2つ。小さな品種を選べば、鉢植えやプランターでも楽しめます。
| 月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 種まき | 4月 | 5月 | 6月 | |||||||||
| 花期 | 7月 | 8月 | 9月 | |||||||||
| 収穫(花) | 7月 | 8月 | 9月 | |||||||||
| 収穫(種) | 8月 | 9月 | 10月 |

種まき
種まきは、暖かくなった4〜6月が適期です。ひまわりは根がまっすぐ深く伸びる「直根性」で、植え替えを嫌います。育てる場所に、深さ1〜2cmほどの穴をあけて2〜3粒ずつまき、土をかぶせて水をたっぷり与えましょう。ポットで育てる場合は、根を崩さないように本葉が2〜3枚のうちに植え付けます。種は鳥に食べられやすいので、発芽まで不織布やネットをかけておくと安心です。
置き場所と土
一日中よく日が当たる場所で育てます。日照が足りないと茎が細く伸び、花が小さくなります。土質はあまり選びませんが、植え付ける場所には堆肥や元肥を混ぜて、ふかふかの土にしておくと大きく育ちます。
間引きと支柱
本葉が出たら、元気な苗を1本残して間引きます。大きな品種は株の間を40〜50cm、小さな品種は20〜30cmあけましょう。背の高い品種は、台風や強風で倒れやすいので、早めに支柱を立てて茎をしばっておきます。
水やりと肥料
生育が盛んな夏は水をたくさん必要とします。鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり、真夏は朝と夕方の涼しい時間に水を与えます。庭植えでも、晴れの日が続いて葉がしおれるようなら水やりをしましょう。つぼみがつくころに追肥をすると、花が大きく育ちます。
種の収穫
花が咲き終わり、花の裏側が茶色くなったら種の収穫時期です。鳥に食べられやすいので、花が終わったら紙袋やネットをかぶせておきましょう。収穫した種は、よく乾燥させて保存すれば、翌年また種まきに使えます。
サンフラワーのよくある質問
- サンフラワーとひまわりは同じ花ですか?
- 同じ花です。サンフラワー(sunflower)は、ひまわりの英語名です。
- ひまわりは本当に太陽のほうを向くのですか?
- 太陽を追って向きを変えるのは、つぼみの時期の若い株です。花が開くと茎がかたくなり、多くの花は東を向いたまま咲きます。
- 鉢植えでも育てられますか?
- 育てられます。草丈30〜60cmほどの小さな品種を選び、深さのある大きめの鉢に直接種をまきましょう。水切れしやすいので、夏は水やりを忘れないようにします。
- 種はそのまま食べられますか?
- よく乾燥させて炒れば食べられます。食用には、種の大きな食用向きの品種が向いています。観賞用に薬剤を使った株や、市販の園芸用の種(薬剤で処理されていることがあります)は食べないでください。





























