【ヴォイニッチ手稿】人間は植物に支配されている

ヴォイニッチ手稿とは

ヴォイニッチ手稿の植物ヴォイニッチ手稿(Voynich Manuscript)は、1912年にポーランド系アメリカ人の革命家で古書収集家のウィルフリッド・ヴォイニッチ氏がイタリアで発見した古文書(写本)です。

植物や人間のイラストと解読不能な言語で書かれており、世界中でいろいろな人が解読を試みていますが、いまだに何が書かれているかは分かっていない謎の書物です。

★ヴォイニッチ手稿(Voynich Manuscript)の原本はこちら

約240ページ(少なくとも28ページが欠落)の羊皮紙で出来ており、未知の植物や女性、薬学、レシピ、天文学、占星術に関すると思われる記述に加え、彩色された図も多数描かれています。特に、ページ上部で紹介している、給水配管の管でつながった浴槽らしい緑色の液体に浸かった裸の女性の絵が有名です。

ヴォイニッチ手稿の時代と諸説

アリゾナ大学がヴォイニッチ手稿が書かれている羊皮紙(パーチメント)を放射性炭素年代測定(C14)で調べたところ、羊皮紙の製造は1404~1438年ごろ(15世紀前半)ということが分かりました。執筆に使われたインクも測定されましたが、放射性炭素で年代測定するのは難しいため、明確なインクの製造年は特定されていません。

内容に関してはこれまで多くの説が出されており、多次元植物と意識の拡張と波動、ロマンス諸語で書かれた実用書や人類創造の秘密が書かれているという説、秘術書説、暗号説、偽装説など様々あります。

スピリチュアル的な解釈がなされやすいヴォイニッチ手稿ではありますが、数多くの植物がイラストで紹介されているため、当サイトでは植物的な観点からヴォイニッチ手稿の正体を探ってみます。

ヴォイニッチ手稿の正体

ヴォイニッチ手稿の植物そんな中、2023年1月にヤフー知恵袋にて「ヴォイニッチ手稿ってもう解読されたんでしたっけ?」という質問に対し、諸説とは異なる回答がなされました。

それは、ある知的障害者支援施設で働いている回答者さんが、その施設でヴォイニッチ手稿が読めるという男性から中身を解読してもらったという話です。

この利用者は軽度の障害で、iPadをいじってヴォイニッチ手稿の画像に辿り着きました。それを見て笑ったり独語を続けていたりしたので回答者さんが気になって声かけたところ、ヴォイニッチ手稿のことを【ナーナ】(図鑑のような分類)と呼び、「これ、シャガのナーナでしょ。久し振りに見たね。面白しれぇ。いつも草が人を見ている。サマが草に命令して人間は草の命令に従って動くばかな生き物だ。」と返答してきます。

彼によれば、「人間が植物を支配しているのではなく、植物が人間を支配している」という構造であり、以下はその方の話をまとめた内容になります。

オフィシナリス(officinalis)について

ヴォイニッチ手稿の前半はオフィシナリス(officinalis)という植物を駆逐するために作られた「対抗植物」の歴史とその設計図について、後半はオフィシリナスを駆逐するに至った経緯について書かれています。

このオフィシナリスという名称は、ラベンダーローズマリーセージなどの学名で実際に使われていて、ラテン語で「薬用の」「薬効がある」を意味し、古くから薬用やハーブとして利用されてきた植物の学名によく用いられてきました。

イスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏が著書『サピエンス全史』で、「人類がイネや小麦などの穀物を増やしたのではなく、むしろ穀物が人類を利用して自分たちの数を爆発的に増やした。だから、もともと野生の稲は限られた湿地や川辺にしか存在していなかったところ、人間が農業を始めたことで世界中に広がるようになり、地球上でもっとも繁栄した植物の1つになったのだ。」と語っています。

イネや小麦を安定して育てるために人類は定住する必要が生じ、季節ごとに穀物の成長に合わせた生活を余儀なくされるようになりました。これは人間を管理するオフィシナリスの役割と同じであり、学名だけ見ればハーブ名の一種に過ぎないのですが、ヴォイニッチ手稿に出てくるオフィシナリスはハーブ類だけでなく人間に役立つ全ての植物の総称として使われている可能性が想定されます。

地球は人間牧場

かつて、シャガ(場所名)に住んでいる19人のサマ(種族名)が生活に必要なエネルギーを得るために、地球と呼ぶ牧場で人間を飼育し始めました。

植物は、液体を重力と逆方向に効率よく進ませるための形で、人間の数の管理を植物道具である「オフィシナリス」に任せていたのですが、オフィシナリスはサマを裏切って人間の味方をし、人間を可愛がって勝手に数を増やし始めました。そのため、サマはオフィシナリスに対抗する兵器植物を作って攻めます。

しかし、人間が知恵を付けると裏切り者のオフィシナリスも人間の手によって守られながら強く進化して増えていき、さらに急激に数を増した人間はついにサマの手に負えなくなります。

サマの撤退とモンヌサ

19人のサマは、沢山の植物を作ってオフィシナリスと人間の数の維持に励みました。とはいえ、人間から採れるエネルギーは小さく効率の悪いことは最初から分かっていたため、次第に「そもそも根本的にやり方が間違っていたのかもしれない」と思うようになりました。

別の方法として「モンヌサ(異物)」からエネルギーを採る方法もあり、そのためには「人間2人と4分の1」を犠牲にする必要があるものの、時間を犠牲にしないからそのほうが良かった、ともサマは思いました。しかし、19人のサマのうち7人しか植物を作れず、他のサマが植物を作ろうとするとモンヌサが生まれて世界が逆転して磁石が逆を指すようになってしまうため、危険性もあったのです。

そうなると、人間と一緒に沢山の植物(道具)が消えてしまうので、オフィシナリスがこのまま人間の味方をするなら、あとは私たちが違うところへ行けば牧場は新しいものに変わってまた始まるだろう、とサマは考えました。

このように、モンヌサや最終段階まで書かれていることからヴォイニッチ手稿は『伝記』のようなもので、シャガの世界を知る者またはサマの誰かが記録として書き残しておいたものと推測されます。

人類はすでに植物に支配されている!?

ヴォイニッチ手稿の植物一覧地球はサマにとっての牧場で、人間はエネルギー源として飼育されていた。その人間の数を管理する役割をオフィシナリス(人間に有益な植物)が担っていたが、人間の数を管理するのではなく増やす方向に裏切った。

そのため、裏切ったオフィシナリスを駆逐するためにサマは植物兵器を設計したが、人間とオフィシナリスは互いに進化し数を大幅に増やし、サマが制御できる数を超えてしまった。

つまり、ヴォイニッチ手稿は「植物を使った人類の管理とその失敗の記録」であると言えます。一方、現在私たちは植物に対し基本的には警戒心を抱くことはありませんが、植物は地球上の全生物量(バイオマス)の約80〜90%を占めており、すでに人類は植物に支配されているとも言えるのかもしれません。

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