■ディル Dill 〜北欧の魚料理に使われるハーブ〜

【学 名】  Anethum graveolens
【分 類】  セリ科・イノンド属
【別 名】  イノンド
【種 類】  一年草
【草 丈】  60cm〜100cm
【原産地】  地中海沿岸・西アジア
【精油成分】  カルボン、リモネン
  • ディル1
  • ディル2
  • ディル3
利用部分 葉 花 種
利用法 ハーブティー 料理 美容健康 混植

■ 特 徴


◇しゃっくりを止める効果
ディルは古代エジプトから薬用に使われたハーブで、ギリシア人はディルにしゃっくりを止める効果があることを知っていたそうです。ディルの語源は、古代のスカンジナビア語で「鎮める」という意味の、「dilla」が由来です。フェンネルと似ていて見分けがつきにくいですが、丈が60〜100cmとフェンネルより低く、中空の直立した茎に、糸のように細かい切れ込みの入った葉が、羽のように広がります。同じ小さな密集した黄色い花が、傘というより直径20cmほどの平たいまとまりになってつき、卵形の平たい種子が実ります。

「禍害なるかな、偽善なる学者、パリサイ人よ、汝らはミント、ディル、クミンで10分1税として納めて、律法の中にても重き公平とあわれみ忠信とを等閑にす」(マタイ伝第23章23)

聖書のこの記述から、これらのハーブが税金の代用として重んじられていたことがよくわかります。

中世では、聖ヨハネ前夜祭に、黒魔術の魔よけとして盛んに用いられていました。また、北アメリカへの初期の移住者は、長い説教を聴くときに、このハーブの種子をもらってかむのが習慣でした。

◇北欧の魚料理によく利用される
葉や開花前の蕾は、肉、魚、卵料理やスープ、ポテトサラダなどに、若い葉は、バターやクリームチーズに練りこみ種子や花は、ピクルスやビネガー、オイルに漬け込みます。

ディルの果実を乾燥させたものがディル・シーズで、精油成分はカルボン、リモネンです。古くから薬として用いてこられたもので、芳香、駆風薬とされました。また、鎮静作用があり、むずかる赤ちゃんにこの液汁を飲ませました。乾燥させた葉やシーズを枕に入れると安眠が得られるといわれています。

■ 育 て 方


ディル年間表

○果実(シーズ)は湿らさないようにして保存する
種子は春か秋に直播します。発芽後、生育に従って間引きして株間を空けていきます。

ディル
の果実が黄褐色になりかけた房をそのつど切り取るか、様子を見て、株を引き抜き、風通しのよいところに吊るしておきます。乾燥後、花や葉、未熟果と果実(シーズ)を分けて、湿らさないようにして保存します。

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ハーブの育て方





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