◇大航海時代、アメリカからイギリスへ
北アメリカのケベックからミシガンに分布している多年草です。ベルガモットの属名のモナルダは北アメリカの植物を研究したスペインの医師Nicholos de Monardesを記念して付けられています。
イギリスの移民が北アメリカへ渡航するときに、身近な野菜やハーブの種子を携えていきましたが、現地に入るとそこの植物を知り、利用法を住民に教わりました。ベルガモットもその一つで、オンタリオ湖に近いオスウィーゴ地方でのことで、英名をオスウィードティーと呼ばれていました。このような植物の種子は本国に送られて、庭園の一員になり、ハーブの仲間入りをしています。ベルガモットはヨーロッパには1774年に入っています。
葉は4稜、葉は対生して卵円形から卵上披針形で鋸歯があって、長さ15cmくらいになります。夏から秋にかけてよく分岐した枝先に緋紅色の頭上花をつけます。これを囲む苞も色づいて目立ちます。中部地方の冷涼地を歩いていると、この緋紅色の花を見かけることがあります。
◇ティー、浴湯、ポプリなどに
ベルガモットの葉はレモンのような香りがしますが、精油にチモールと少量のカルバクロールを含んでいます。芳香性健胃薬、駆風薬とされていました。
若い葉はサラダやワインの香り付け、詰め物料理に利用します。花びらはサラダに散らしたり、パンやクッキーに入れます。
赤い花のフレッシュハーブティーにレモンを入れると、さらに美しい色になります。葉のハーブティーは、ネイティブアメリカンが愛飲し、紅茶の代用として飲まれました。
その他、浴湯、ポプリなどにも用います。