■レモンバーム Melissa

 

〜とても育てやすく、さわやかなレモンの香りがします〜


【学 名】  Melissa officinalis
【分 類】  シソ科セイヨウヤマハッカ属
【別 名】  セイヨウヤマハッカ
【種 類】  多年草
【草 丈】  50cm〜80cm
【原産地】  ヨーロッパ・中央アジア
【精油成分】  シトロネラール、シトラール、ゲラニアール
  • レモンバーム1
  • レモンバーム2
  • レモンバーム3
利用部分 葉 花
利用法 ハーブティー 料理 美容健康 アロマテラピー 混植
 

■特 徴


◇レモンそっくりの香りにミツバチが集まる
 レモンバームの葉は、とてもレモンに似た香りがします。植物学的にいえば、この2つの植物は無関係です。似た香りでも、レモンバームのほうがレモンに比べてより繊細で、きわめてユニークな芳香を放ちます。
 レモンバームは別名、「メリッサ」とも言いますが、この名前は「ミツバチ」ということを意味するギリシャ語からきたものです。ミツバチはこのメリッサの花が蜂蜜を作るのに特に好都合らしく、この植物の香りに引き寄せられます。「バーム」という名は、バルサム(香膏の意)を縮めたものですが、これは最初にこう名付けられて以来、この植物がその香りでずっと知られてきたことを示しています。
 また、最も古くから使われていた薬草のひとつで、パラケルススはこれを非常に尊重して「生命のエリキシル」と呼び、これを炭酸カリウムと合わせて「プリムム・エンス・メリッサエ」として知られる合剤を作りましたレモンバームのエッセンスは、17世紀末以来、医療に用いられています。

◇長寿のハーブ?
 かつてレモンバームは、人間より長生きすると考えられていました。13世紀、グラモーガン公ウェリンは、いつもレモンバームのハーブティーを愛飲していたおかげで、108歳まで長生きし、サイデナム在住のジョン・ハシーという男は、毎朝このハーブティーにハチミツをたらして飲むこと50年、116歳まで生きたといいます。
 昔の薬草専門家はみな、うつ病の薬剤として、また脳と神経との強化剤としてのレモンバームの薬効を賞揚しました。

 「これは脳と神経のあらゆる障害に有効で、心臓を元気付け、失神 ・うつ病・心気症とヒステリーの諸傷害を防止し、化膿を防ぎ、また、 悪性で感染症のある病気にも有益である。」

◇うつ症を改善
 メリッサの精油は、刺激作用よりも強壮作用を発揮し、心臓を、そして神経系統・消化器系統および子宮を強壮にする効果があります。 これは気分を鎮静させ、心を穏やかにし、抑うつ症を好転させます。呼吸と脈拍を緩慢にし、血圧を下げ、平滑筋の痙攣を静める力もあります。
 熱が出た場合には、レモンバーム油は緩和な発汗作用を示し、冷却効果をあらわします。ですからこれは、風邪と流感に役立ちます。また、ここで有益なのは、これが気管支の痙攣を静める効果を発揮してくれることです。このために、これが喘息にも、また気管支炎にも有効性を示すのです。
 精油成分はシトロネラール、シトラール、ゲラニアールです。




■育て方

レモンバーム年間表

○とても育てやすいハーブでどんどん増える
  春か秋に種をまくか、株分けで増やします。生育が早く、比較的寒さ暑さにも強く丈夫で、育てやすいハーブです。室内や鉢植でもよく育ちます。明るい日陰となる、水はけの良い場所を選び、栄養豊富で適度に湿り気のある土に植え付けます。こぼれ種でよく増え、
雑草並の繁殖力があります。
 萌芽の鮮緑色がすばらしく、仲間には葉にきれいな斑が入ったゴールデン・レモンバームがあります。