ハーブを殖やすには
一気にたくさん殖やすなら、簡単な挿し木がおすすめ
挿し木とは枝を切り取り、土に挿して発芽させる方法のことです。
親株と同じ性質を受け継ぐので、香りや花が同じになります。種子から育てるより成長が早く、簡単です。挿し木は湿度の高い季節に行うとよいようです。
ただし、雑菌やカビもつきやすくなるので要注意。
シソ科やキク科は挿し木に適し、逆にユリ科やセリ科、イネ科のものは適しません。
まず、挿し木にしたいハーブの枝先
8〜10センチ切り取ります。
切り口は斜めに切ると水を吸いやすくなり良いです。下葉は4〜5枚程度残すだけにして丁寧にハサミでカットし、1時間ほど水につけて水揚げします。
下葉を切ってしまうのはもったいない気がしますが、
下葉を残しすぎると、光合成のために枝が疲弊して根が伸ばしにくくなってしまいます。
挿し木の時に注意するハーブ
センテッドゼラニウムは水揚げせずに、半日くらい家の中で乾かします。これは、センテッドゼラニウムは乾燥に強く、水揚げすると逆に腐ってしまうことがあるからです。鉢に赤玉土小粒を入れ、水でよく湿らせ、割り箸で穴を開けておきます。挿し木後は風の当たらない半日陰に置き、水が切れないように気をつけましょう。10〜15日で発根します。
どのハーブでも、
使用する土は、腐ったりカビたりすることがないよう清潔なものを用意しましょう。地温は16〜25℃が最適です。
梅雨時に挿し木を行うと土にカビが生えやすくなるので、定期的に風通しのよい場所に出すなどして、カビが生えないよう注意しましょう。挿し木が成功すればどんどんハーブを増やすことができます。ハーブの生命力も実感できますので、ぜひ一度試してみましょう。


株分けは株の更新も兼ねて行え、しかも失敗知らずです
草本性で多年草のハーブは、茂りすぎると貧弱な芽しかでなくなってしまいます。これを防ぐために、株を掘り上げて刃物で切り分けたり、手指で引き抜いて植えることを
株分けといいます。根がついた状態で植え替えるため、失敗なく簡単に増やせ、しかも株の更新にもなるので便利です。春か秋に行うのが適当で、花の咲いている時期は避けたほうがよいでしょう。
株分けに向くのはチャイブやミント類、ローマンカモミール、レモングラス、ベルガモット、タラゴン、ヤロウ、オレガノなどのハーブです。
株分けの方法としては、まず親株の根を傷めないように掘り上げます。2〜3株に分け、さらにハサミで古い根を整理。上に出ている茎や葉が多いときは切り詰めましょう。
鉢に栽培用の土を入れ、
鉢から1センチ下がるくらいに植えつけます。最後にたっぷり水を与え完了。
新芽が出てくるまでは半日陰で管理します。