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◇古代ギリシア・ローマでは勇気の象徴
古代ギリシア・ローマ時代の人たちにとって、タイムは勇気、品位、優雅の象徴で、男性は入浴後、このタイムの香りを胸に擦り付けたといわれています。
◇口内清涼剤、歯磨き、男性ローションなどに利用
タイムの精油成分はモチール、カルバクロール、その他で、水蒸気蒸留によって得た精油をチアミン油といって、香水の原料にするほか、十二指腸虫駆除薬、鎮咳薬にされます。シャープなつんとした香りは消毒力の強い成分「チモール」のためで、口内清涼剤、歯磨き、石鹸、トニック、男性用ローションなどによく利用されています。飲用すると、風邪や腰痛を和らげたり、また、ハーバル・バスにするとリウマチや神経痛、あるいはそれらが原因のむくみの症状などを軽くすることが知られています。
◇防腐剤、保存剤として抜群
防腐剤、保存剤としての強力な効き目は古代エジプト時代から知られ、死体保存用に使われていました。現在でも、解剖標本や植物標本の保存用、紙の虫食い防止用として使われています。食品加工の際には、風味付けをかねて多用されています。日常のヨーロッパ料理でも、肉や魚介類の臭みを消し、保存力を増すための重要なハーブです。

○香りは、花の開花直前が最も強い
日当たりと風通しが良く、水はけのよい土で育ちます。土が酸性なら、植え付けの前に苦土石灰で中和しておきましょう。挿し木で増やす時は、古く木質化した枝を切り取って使うとよいでしょう。香りは、花の開花直前が最も強くなります。乾燥保存する場合は枝ごと切り取って束ねて吊るしておきます。
梅雨以降の高温多湿で群れて枯れやすいので、水はけと風通しの良い場所に植えておき、収穫を兼ねて刈り込むとよいでしょう。
☆コモンタイムとクリーピングタイム
コモンタイム(立性)…高さ20〜40cmくらいで、よく枝分かれした茎は木質化し、枝先に短い花穂をつけ、淡いピンク色の花をひそかに咲かせます。葉は対生し、小さな長楕円形です。広葉、細葉、班の入ったものもあります。
クリーピングタイム(匍匐性)…高さ10cmくらいで、横に這うように広がっていきます。茎の先のほうに、小さな淡い桃色の花をつけます。白い花、紅色の花をつけるものもあります。細葉、班入り、毛に覆われた葉などもあります。6月頃に枝先に白か桃色の小花を輪生して穂状に付けます。
| 立性 | 匍匐(ほふく)性 |
| コモンタイム | クリーピングラタイム |
| シルバータイム | キャラウェイタイム |
| レモンタイム | アニーホール |
| ゴールデンクイーンタイム | ウーリータイム |
| ラベンダータイム | クリーピングタイム赤花 |
| シルバークイーンタイム | クリーピングタイム白花 |
| マスティックタイム | ドーンバレー |