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◇古代エジプトでは若返りの妙薬
古代エジプトでは若返りの妙薬とされ、インドのヒンドゥー教徒は祭壇をこの花で飾り、ペルシアやギリシャでは、美しい花びらを料理に添えてつけ合せや薬味としていました。
残念ながらあまりいい匂いはしないので、ドライフラワーにして、リースやポプリの彩りに使います。
◇マリーゴールドとポットマリーゴールド
マリーゴールドには大きく分けて、ハーブに使う「ポットマリーゴールド」と、においに癖があり成分も異なるため観賞用にされる「マリーゴールド」があります。
英名のポットは食用にできる山菜・野草の意味、学名の「Calendula officinalis」は、“薬効のあるキンセンカ属の”という意味です。ポットマリーゴールド(キンセンカ)を単にマリーゴールドと呼ぶ人がいるので、時に混同されることがありますが、ポットマリーゴールドは冬型、マリーゴールドは夏型で別物です。 単にマリーゴールドというときは、南米産のクジャクギク(フレンチマリーゴールド)やマンジュギク(アフリカンマリーゴールド)のことを指し、こちらは観賞用です。
◇抗炎症作用、生肌作用に優れたハーブ
抗炎症作用、生肌作用に優れたハーブで、皮膚に対する働きはカモミールと同等、あるいはそれ以上かもしれません。吹き出物を抑え、腫れをひかせ、痛みをとる効果に優れ、飲用や湿布、塗付して用います。ローションにすれば素肌をしっとりと滑らかにし、髪には美しいつやを与えるリンス剤になります。
また、17世紀の処方によれば、あらゆるタイプの解熱や心臓病にも使われていた記録があり、頭痛、歯痛、悪寒の治療薬にもなっていました。 金髪女性は美しい金髪を保つためにこの花を用いました。花弁はシルクや羊毛の黄色系の染色にも適しています。ミョウバンを媒染剤として染めると、木綿に対してもきれいなレモンイエローに染まります。花弁だけでなく、茎や葉も一緒に刈り込んで染めると褐色がかったグリーンが出ます。

○花の咲く期間が比較的長く楽しめる
よく日のあたる場所を好んで育ちます。栄養豊富で、水はけのよい土が適しています。寒さにも強いので、秋に種をまくと年明けから晩春にかけて花が楽しめます。
☆生物農薬としての一面
マリーゴールドは、根から地中の線虫の忌避成分を分泌するので大根畑などの”生物農薬”としての利用がすすめられつつあるほか、殺虫の効果も期待され研究調査が行われています。地中のネマトーダに殺菌効果があり、温室のコナジラミを防ぎます。野菜、果樹などのそばに植えると、強い香りが害虫を惑わせます。