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ハーブと野菜を一緒に植えるコンパニオンプランツ

コンパニオンプランツとは

野菜ハーブ類と野菜類をうまく組み合わせて一緒に植えると、野菜の生長を促進したり病害虫を防いでくれるなど様々な良い効果を生み出すことがあります。

これをコンパニオンプランツ(共栄作物)と言い、ハーブと野菜を近くで栽培することにより、互いの生長によい影響を与えて共栄し合う効果が期待でます。


野菜畑コンパニオンプランツは、ハーブを育てながら野菜も栽培できるというまさに一石二鳥の栽培方法なのですが、コンパニオンプランツは経験則で言われているものが多く科学的に解明されている例は少ないのも事実です。

とはいえ、ハーブの中には他植物の生長を助けたり害虫から守ってくれる能力を持つものがあるため、少なからず効果はあるでしょう。

コンパニオンプランツに関しては、私もまだ研究途中のためここでは一般的に言われている組み合わせをまとめました。

もちろん、ハーブと野菜を共栄させるだけで害虫や病気が全く寄り付かなくなるわけではなく、少しは虫が出たり病気になったりします

市販の農薬のような即効性があるわけでもないので、ハーブと野菜を楽しみながら育てる感覚でチャレンジしていただければと思います。

なお、コンパニオンプランツは長年の経験と観察を積み重ねて伝えられてきたものでいわば民間療法のような感じなので、少しでも農薬を減らすという意味で色々試してみてください。

ハーブとの相性

野菜ハーブと野菜の組み合わせは多種多様なうえ、栽培者によって認識も異なるため、ここでは一般的に相性が良いと言われている組み合わせをまとめてみました。

もちろん、これ以外の組み合わせも十分考えられますので、新しいコンパニオンプランツを自分なりに発見してみるのも一つの楽しみです。

ただし、トマトやキュウリ、ナスなどの露地栽培は連作障害が出ますので、大きめの鉢に植えるかうまく土地を休ませるかしてください

ハーブ
特徴
相性の良い野菜
イタリアンパセリ 益虫を引き寄せる。生育を助け、風味を良くする。
コガネムシに対する忌避効果がある。
トマト、ニンジン、アスパラガス、バラ
オレガノ 蔓性の野菜と相性が良く、風味も良くなる。 カボチャ、キュウリ、メロン
カモミール タマネギやアブラナ科野菜(キャベツ、ハクサイ、ブロッコリーなど)の生育を促進させ、風味をよくする。
天敵(カマキリ、テントウムシなど)を住まわせ、モンシロチョウやアブラムシを退治。
玉ねぎ、キャベツ、ハクサイ、ブロッコリー
サラダバーネット 相互に生育を助け、風味を良くする。 マジョラム、タイム、ナスタチウム、パセリ、ミント
キャラウェイ 根が地中深くまで伸びるので、土が柔らかくなる。
ディル、フェンネル、コリアンダーが同じセリ科なので混雑しないよう注意が必要。
豆類、ニンジン、玉ねぎ
セージ アブラナ科の植物にモンシロチョウが卵を産み付けるのを防ぎ、風味を良くしてくれる。セージの香りを嫌がる昆虫が多い。
ただし、キュウリと相性が悪い
ローズマリー、キャベツ、ニンジン
センテッドゼラニウム 蚊やハエを遠ざける。 バラ、ラズベリー、リンゴなどの果樹
タイム キャベツとの相性が良い。青虫、ハエが嫌がり、益虫を引き寄せる。
ただし、ベリー類と相性が悪い
キャベツ
チャイブ バラやリンゴの黒星病やウドンコ病、立枯病、青枯病を防ぐ。バラにつくアリマキを遠ざける効果もある。
チャイブの根から出る分泌液で土中の微生物の動きを活発にし、活力ある土にする。
ただし、豆類と相性が悪い
バラ、リンゴなどの果樹、トマト、レタス、ニンジン
ディル アブラムシの天敵(ハナアブ、クサカゲロウなど)を呼びよせ、アブラムシの害から植物を守る。
ただし、ニンジン、フェンネルとの混植は種子の形成を妨げる。また、交雑しやすいので避ける
キャラウェイ、フェンネル、コリアンダーが同じセリ科なので混雑しないよう注意が必要。
キャベツ、トウモロコシ、キュウリ
バジル コナジラミ、ハエ、蚊、アブラムシなどに効果。
バジルは水を沢山吸収するが、トマトは水を少なくして育てると甘くなるため、余分な水分をバジルに吸収させてトマトを甘く美味しくさせる効果もある。
トマト、バラ科の果樹
フェンネル キャベツの成長を助ける。
ディル、キャラウェイ、コリアンダーが同じセリ科なので混雑しないよう注意が必要。
キャベツ
マジョラム ハチを誘い受粉を助けて、害虫を防ぐ。 野菜全般
マリーゴールド 根内に殺センチュウ成分を含む。葉の匂いに防虫効果があり、トマトに付くオンシツコナジラミを防ぐほか、多くの害虫を防ぐ。 トマト、豆類、イモ類
ボリジ ミツバチを呼び、受粉を助ける。イチゴと相性が良く、風味と甘みを増す。
ただし、キャベツやブロッコリー、カリフラワー、タイムなどの生長を阻害する。
イチゴ
ミント トマト・キャベツの生育を助け風味を増す。
ミントの香りは、ハチを誘いアブラムシ・ケムシ・モンシロチョウ・ハエ・ネズミが嫌う。
ただし、ミントは繁殖が旺盛で茂ってしまうため、他の植物との混植が難しい
トマト、キャベツなどのアブラナ科植物
ラベンダー ミツバチを呼び、果樹などの受粉を助ける。芳香で害虫を遠ざける。 バラ、ラズベリーなどバラ科の果樹、リンゴ
レモンバーム トマトの生育を助け、風味を良くする。ミツバチを誘い、カメムシが寄りつくのを防ぐ トマト
ローズマリー ヨトウガ、モンシロチョウを遠ざける。マメ、キャベツ、ニンジンに有益。
ただし、キュウリと相性が悪い
セージ、キャベツ、ニンジン、マメ類

表の中にはいくつか注意点もあります。

きゅうり例えば、セージやローズマリーは高温多湿に弱いのであまり水やりをする必要はないのですが、キュウリは毎日水をやる必要がありますし、肥料も追肥などを多く施さなければなりません

また、キャラウェイ、コリアンダー、ディル、フェンネルは同じセリ科のため混雑しやすく近くに植えない方が良いです。

このように、それぞれのハーブに長所と短所がありますので、うまく組み合わせるようにしてみてください。

ハーブ de コンパニオンプランツ

野菜とコンパニオンプランツ

トラップ植物

ナスタチウムコンパニオンプランツでは、ボリジやラベンダーなどでミツバチを呼び、受粉を助けたり害虫を防ぐなど一緒に共生させる発想でしたが、害虫や天敵の「おとり」となって他の植物を守る「トラップ植物」という考え方もあります。

トラップ=罠ですから、罠に使った植物には害虫がたくさん寄ってきてしまいますが、同時にそれを退治する益虫も集まってきますので、害虫だらけになったからといってむやみに農薬は散布しない方が良いでしょう。

例えば、イチゴがナメクジに食べられてしまう場合、離れた場所にナスタチウムを植えておきイチゴの周りには藁を敷いてナメクジを来づらくしておくなどが効果的です。

ハーブ
特徴
カモミール アブラムシを引き寄せる。
ナスタチウム ナメクジやカタツムリを引き寄せる。
フェンネルディルキャラウェイコリアンダー 多くの昆虫に対して忌避作用を示すのだが、キアゲハチョウがセリ科を大好物。

食虫植物

モウセンゴケ ハートの形このほか、虫を栄養分として吸収する「食虫植物」を利用する手もあります。

トゲトゲした葉っぱの中にハエを捕えるハエトリソウや、ネバネバの液体で虫を捕えるモウセンゴケ甘い液体で虫を誘うウツボカズラが代表的な食虫植物です。

これらは地面に植えず、鉢に入れてその都度移動させた方が効果的です。最も強力なのがウツボカズラで、小さな虫だけでなく比較的大きな虫も捕えます。

夏場になるとツボの中が虫だらけになるほどの捕縛力なのですが、たまにテントウムシやミツバチなどの益虫も混じってしまっています。ただ、それほど捕縛力が強力なので、夏場の園芸店で購入する機会があればぜひ試してみてください。ツボが5~6個付いたウツボカズラが1鉢1,200円前後で売っています。

ハエトリソウ モウセンゴケ ウツボカズラ
ハエトリソウ モウセンゴケ ウツボカズラ

不思議な食虫植物

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